
Connecting Traditions, Crafting Tomorrow.
「ものづくりには、人の心をあたたかくする力がある。」
それは、私自身が実際に経験したことです。
「NIEUN(ニウン)」は、ハングルの二番目の文字である 「ㄴ」 に由来しています。
私の名前にも入っている、大切な一文字です。
「二番目」であることから、私はこの文字に**「再び」「再生」**という願いを重ねました。
役目を終えた布が、新しい命を得て再び誰かの暮らしを彩ること。
人から人へ、文化から文化へ、想いが受け継がれていくこと。
そして、人もまた何度でも新しい一歩を踏み出せること。
NIEUN worksには、そんな願いが込められています。
この想いの原点となったのは、2024年の春に訪れた韓国・釜山の甘川文化村でした。
朝鮮戦争の避難民たちが築いたこの町は、決して恵まれた環境ではありませんでした。
それでも人々は支え合い、今あるものを大切に生かしながら暮らしを築き、現在では多くの人が訪れる美しい文化の町へと生まれ変わっています。
私は、その景色の美しさ以上に、「何度でも立ち上がり、未来を切り開いていく人々の強さ」に深く心を動かされました。
「再び」という言葉は、このとき私の心に静かに刻まれたのかもしれません。


この景色を目にした時、言葉にできない感情でいっぱいになりました。
またいつか訪れたい大切な場所です。
その後、仕事に追われる日々の中で、ものづくりから遠ざかっていた私は、自分自身を見失いかけていました。
そんなある日、何気なく作った小さな作品が、忘れていた「作る喜び」を思い出させてくれました。
そして、「韓国にはどんな手仕事があるのだろう」と調べる中で出会ったのが、ポジャギでした。
小さな布を一枚一枚丁寧につなぎ合わせながら、作る人の幸福と、使う人の幸せを願って縫われるポジャギ。
布を最後まで大切に使い切る知恵と、相手を想いながら針を進める文化に、私は大きな感動を覚えました。
NIEUN worksが大切にしているのは、「作品を作ること」だけではありません。
一枚の布に宿る物語を大切にし、人と人、文化と文化、過去と未来をつなぎながら、新しい価値を生み出していくこと。
そして、一針一針に幸せへの願いを込めること。
私の作品が、手に取ってくださる方の毎日に、そっと寄り添い、小さな幸せや希望を届けられたら。
そんな願いを胸に、一つひとつ心を込めて制作しています。
Meet
日本の着物や古布、韓国の伝統技法を生かした作品づくりを通じて、布に新しい価値を吹き込み、地域の人々とつながりを広げています。NIEUN worksは、静かな強さとあたたかな循環をテーマに、布をもう一度いのちある存在として見つめ直す活動を続けています。

ポジャギ・チョガッポ雑貨
アート作品の制作

布資源の回収・
地域との協働活動

植物染色・素材採取・
手仕事ワークショップ
今後は、地域の布資源の回収を進めながら、NIEUN Sutaina Projectとして活動を広げ、国内外の文化交流・展示活動へと展開していきます。